エスノグラフィ調査は人類学者が各文化の行動様式を解析し異民族を理解するためのアプローチです。近年ではビジネス領域への採用により、「生活者」の日常行動を包括的に知ることで、潜在的な価値や欲求を見出す仮説探索、発見型の手法として注目を浴びています。
エスノグラフィ調査は、グループインタビューなどで記憶をたどりながら発言される内容よりも“リアリティのあるデータ”が集められます。また、同じ生活者の毎日の暮らしを紡いだデータが分析できるため、一般的なアンケートでは把握しきれない、その人の価値観や行動、嗜好などの関連性を理解することができます。
生活者自身が気が付いていないことは、話すことも出来なければ文章にすることもできせん。レアソンのエスノグラフィ調査は、被験者の生活様式や行動、発言などを非言語情報も含めて包括的に洞察し、「生活者さえも気づいていない、生活者のニーズ」を把握するための『入り口』として、ニーズを創造するための仮説づくりに効果的に活用していただけます。
活用方法(例)
エスノグラフィ調査は、以下のような取組と組み合わせると効果的です。
- ・潜在的なニーズの量的把握のための定量調査
- ・潜在的なニーズを軸としたセグメント開発のための定量調査
- ・重要なセグメントから代表的なユーザーを選んでデプスインタビューし、ペルソナ開発
- ・ペルソナを中心としたコンセプト開発
- ・コンセプト検証のための調査