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2016年10月21日

【自主調査】ちょっとおもしろい人 インタビュー①(デプスインタビュー)

写真・動画の役割は、現在までに大きく変化・拡張をしてきました。 「思い出/記録」~「趣味作品」~「近況連絡/今の気持ち共有ツール」~「相互コミュニケーションツール」~「自己表現/承認取得(イイネ)ツール」など。 今後、写真・動画はどのような存在となっていくのでしょうか。

その在り方を考えるヒントを得るため、「写真や動画を使って何かしら発信をしている人、面白そうな活動をしている人に話を聞いてみよう!」 というテーマでデプスインタビューを行いました。

愛用のα5000とユージさん(仮名)
カメラケースは浅草を意識した柄の巾着袋

*1:オンラインサロンとは
ここでは、有料会員制のオンラインコミュニティサロンを指す。サロンの形式はビジネスセミナー/趣味コミュニティなど様々。サロンオーナーがそれぞれの得意分野で開設し、そこに有料で参加する。ユージさんはランニングサロンを開設。週に一度、サロンメンバーで皇居ランのオフ会を開催。

◆“走る”ことで生きていく

ユージさんは大学卒業後、システムエンジニアとして大手企業に就職。負けず嫌いな性格もあり、身体を壊すほど頑張ったが、直接お客さんの顔が見えない仕事にやりがいが見いだせず、退職を決意。
元々走ることが大好きで、サービス精神も旺盛なユージさんが、最も尊敬し目標としているのは「武井壮」さん。会社を辞めて今後どうするかを考えているときに、 武井壮さんの陸上チーム関係者でもあるスポーツインストラクターに出会った(ユージさん曰く「陸上の師匠」)。その師匠から言われた「じゃあ、陸上やっちゃいなよ。」の一言で、そういう生き方もアリだなと思った。

師匠からは陸上のことだけでなく、情報収集や発信についても学んだ。ずーっとスマホを触っている師匠を見て、ユージさんもFacebook/Twitter/ブログで情報発信を始めた。今年に入ってから、ブログで生計を立てている有名ブロガーさんが主催しているオンラインサロンに参加し、マネをしてみようと思って一気に発信メディアを広げた。note/オンラインサロン/Instagram/Vineなど。
「note」とは、自分の書いた記事に値段を付けて販売できるプラットフォーム。ユージさんは以前減量をしたことがあり、ランニングとダイエットの記事を書いて販売してみたところ25人に売れて2万円くらいの収入になった。それでこういうことには需要があることがわかったし、人を集めてランニングしたらきっと楽しいだろうと思い、オンラインサロン開設に行きついた。サロンはまだ知り合いが中心の小さいコミュニティだが、徐々に広げていこうと思っている。

一気に広げた発信メディアも現在は、Facebook/Twitterがメイン。これらは拡散しやすいので、仕事につながりやすい。現在の収入源は、人力車とランニングサロンと陸上教室。収入の柱となっているのは人力車。月に半分くらい車夫として働いている。浅草だけで200人の車夫がいるが、ユージさんの稼ぎは上の方。お客さんとのコミュニケーション力と、走りが本当に好きなことで稼げていると考えている。ボーナスは無いが、月々の収入はサラリーマン時代よりも多い。

◆走りながら撮る!

ユージさんにとって、写真は重要な発信ツールである。以前はスマートフォンで撮影していたが、今年の2月末にミラーレス一眼「α5000」を購入。  ユージさんはnoteで浅草に関する記事も書いているが、それを見たオンラインサロンの講師に「もっと写真のクオリティをあげて。」と言われたのが、一眼カメラを買うきっかけになった。
その人に最初に勧められたカメラは、ソニーのRX100M2/M3だった。価格が8-9万円くらいで、気軽に買える値段ではなかった。本体が少々大きくなってもよいから、それと同じくらいのクオリティで撮れるカメラを探したら、α5000が手ごろな価格で売られていた(4万円くらい)。Wi-Fiでスマホに画像を飛ばせるのも良かった。
一眼の写真には満足している。やはりスマホ(iPhone)の写真とは違う。スマホで撮った写真には、なんとなくハッシュタグ(*2)をつけにくい。写真のクオリティの違いが、見る人が見ればわかるので、スマホで撮ったほうは拡散させたいと思わない。拡散させたいときはハッシュタグをたくさんつける。「#ファインダー越しの私の世界」など、カメラ好きの人が使っているタグ。同じカメラを持っている人とつながったらいいな、と思って「#ソニー」というタグも付けている。

走りながら撮ることも想定し、一眼の中では小型のミラーレスを選んだ。もちろんこれを持ってフルマラソンは走らないけれど、高尾山くらいだったら、3kmくらいのコースでカメラを手に持って走り、途中立ち止まって練習に使えそうな階段や、ランニングサロンの宣伝用の風景写真を撮る。




←ストラップのリングを指に掛けて、カメラを持ったまま走る


*2:ハッシュタグとは
「#」記号を冒頭に付けて構成される文字列のこと。TwitterやInstagramなどで使用される。投稿コメント内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号つきの投稿が一覧できるようになる。つまりハッシュタグをつけた方が、投稿が閲覧されやすくなり、より多くの人に見てもらえる。

撮影した写真はスマホに転送し、Instagramで明るさ調整などの加工をする。Instagramでは「シェア」をしないと画像保存ができないので、一旦シェアをする(加工した写真がスマホ内に保存される)。加工だけがやりたい場合はシェアしてすぐにInstagram上から削除する(Instagram上で削除しても、加工後の画像データはスマホ本体に保存されている)。
画像データは全て、「POOL」という無料のクラウドサービスで自動アップロード(保存)。クラウドに入れた画像はスマホから削除している。ただし、クラウドにあげてからスマホに画像を戻すと、たぶん画質が落ちるので、大事な画像だけはスマホにオリジナルを残しておく。

ユージさんは動画の撮影はあまりしない。動画を扱うにはハードルがすごく多いから。 動画の撮影は、狙った通り一発で録れない(前後の流れを考えて録らなければいけない)/以前動画をYouTubeにあげたことがあるが、その時の編集作業がすごく面倒だった/パソコン環境も整えなければならない(動作が遅い/容量不足)・・・など。

◆やりたいことで時間を埋め尽くす

ユージさんは、会社を辞めて1年間は休みなく働いた。現在の仕事の他に、NPO法人で事務仕事、陸上教室をもう一つ、サッカーのコーチ・・・など、やりたい仕事じゃなくてもとにかく働いてみた。その結果、あまりクリエイティブではなくなってきた。ブログのネタ作りができなくなり、新しいことに挑戦するエネルギーもない。それが嫌になり、今年の春からはやりたいことだけをやっていこうと決めた。人に雇われる仕事やしがらみがある仕事を整理し、自分がやりたいことだけで時間を埋めることにした。

ユージさんにとって、写真は記録でもあるが、大事なコミュニケーションツールでもある。常に人に見せることを意識して撮っている。武井壮さんの影響で、「人に見られて興味持ってくれたとき、そこに価値が生まれる」という想いを常に抱いていて、いつどこで見られてもいいような、良いコンテンツを発信したいと考えている。
また写真だけでなく、そこにはストーリーが必要。ランニングだったら、月間400km走るようにしていて、「うわっ、なんだこれ!」と思われる数字になることを意識している。大食いもやる。ステーキでは1kg。「ココ壱」でもライス1kg・ルー1kgなど、中途半端な800gなどではなく、インパクトがある数字になるようにしている。

最近ブログにあげたコンテンツは、浅草までの通勤で自転車を使って20kmを1時間で走るというもの。電車だと、歩きも含めて1時間20分。それより速いというアピールをするために時間を設定した。次は、車で行くと46分という数値を自転車で超えたいと考えている。このように目標を決めて、それに合わせてコンテンツを作っている。

←「走り」も「大食い」も見てくれる人を意識して


ユージさんは今後ランニング系の仕事を伸ばしていきたいと思っている。そのために1500mトラック種目で全日本マスターズに出場し、年代別クラスで日本記録を出すことが目標。その様子を発信して集客力を上げていくつもり。またそれは、武井壮さんが持っている10種競技の1500mの記録を超えることになるので、憧れの人に一歩近づくことでもある。


以上

※※こちらもあわせてご覧ください※※
【自主調査】ちょっと面白い人 インタビュー②(デプスインタビュー)